Active Directoryを使ってみた感想-グループポリシーは超便利

Active Directoryを導入したときのことを記事にしました。グループポリシーやNASのディレクトリへのアクセス制御など、IT管理に役立つ機能が多いので、Windowsのパソコン台数が多い職場は導入すべきシステムだと思います。
導入の背景
私が社会人になったときは、パソコンは島にひとつ設置して必要なときにみんなで譲り合って仕事をしている企業も多かったです。しかし、さすがにパソコンは1人1台支給しないと業務が進まなくなりました。導入台数が100台を超えるため、管理やキッティング工数を抑えるためにActiveDirectoryを導入しました。
- 部署・ユーザー単位で閲覧可能な資料を制限したい
- 人事異動・PC破損がある度にPCにユーザーを登録したくない
- 従業員の端末に一律の設定・セキュリティ対策を施したい
外観

Windows Serverの標準機能です。可もなく不可もないデザインと操作性です。
機能
よく使うのは、グループポリシーと社内資料が保存してあるディレクトリのアクセス制限です。グループポリシーは本当に便利です。
よかったところ
ADの恩恵を受けるのは、システム管理者になります。ただ、利用者にもメリットはあります。パソコンをADに参加させれば、どんなパソコンにもログインできるので、出張先にパソコンをもっていかなくても済みます。NASとセットで使えば、端末に依存しない働き方ができるので、フリーアドレスを実現できます。
- グループポリシーを活用してキッティング工数を削減できる
- ドメイン参加しているサービスであれば、同じアカウントでログインできる
悪かったところ
Active Directoryそのものにはデメリットを感じていませんが、専門性と高額なサーバー代を要するので、手軽にサクッと導入するのは難しいです(Windows Serverに標準搭載された機能なので、Active Directory自体は無料で使えますがWindowsServerサーバー本体が高い)。
- 深いWindows Serverの知識が必要になるので、導入はプロに依頼する必要がある
- ネットに接続していないと(サーバーに接続できる環境にないと)、パソコンにログインできない
まとめ
IT業界に染まっている人には馴染みの深いADについて記事にしました。サーバーが必要になるのがグッとハードルをあげますが、AD導入をサービスにしているシステム会社は多いのでパートナー選びには苦労しないのではないでしょうか。


RPA・ITツール導入・検討