sitemap.xmlを自動作成するツールを作りました。

sitemap.xmlを自動作成するツールを作りました。

SE・情シス担当歴20年のコウノです。
sitemap.xmlを作成するツールを開発しましたので紹介します。

sitemap.xmlは検索エンジンにサイトの情報を伝えるために必要なファイルですが、大規模サイトなどページの追加・更新が激しいとメンテナンスが大変だと思います。

本記事では、URLを入力するだけでsitemap.xmlが自動生成されるツールを紹介します。また、sitemap.xmlの役割なども解説します

なお、業務改善に役立つツールを開発したいという人はお気軽に下記リンクからメッセージください。

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はじめに

Webサイトを運営する上で、検索エンジンへの適切な情報提供はSEO効果を高めるために重要です。そのために役立つのが「サイトマップ(sitemap.xml)」です。サイトマップは、検索エンジンにサイトのページ構造や更新頻度を伝えるファイルであり、特にページ数が多い場合や頻繁に更新がある場合に効果を発揮します。本記事では、サイトマップ作成の重要性や基本的な作り方について解説し、さらに作成を効率化できるツールの必要性やメリットについてもご紹介します。

サイトマップとは?

サイトマップ(sitemap.xml)とは、Webサイト内のすべてのページを一覧にして検索エンジンに構造を伝えるためのファイルです。このファイルはXML形式で作成され、GoogleやBingなどの検索エンジンがページの内容や重要度を理解しやすくする役割を持っています。

サイトマップの必要性

sitemap.xmlは、特に新しいサイトやページが多いサイト、頻繁に更新されるサイトにとって重要です。Googleは、公式ガイドラインで「新しいページや頻繁に更新されるページを検索エンジンに素早く発見してもらうために、サイトマップは非常に有用です」と述べており【Google Search Central】、またBingも「サイトマップはBingクローラーがWebサイトの構造をより理解しやすくするための手助けをします」と推奨しています【Bing Webmaster Guidelines】。

Webクローラーへの影響と検索エンジンの利便性向上

サイトマップを適切に用意することで、GoogleやBingのWebクローラーがスムーズにサイトを巡回し、インデックス登録が迅速に行われるようになります。例えば、Googleは「重要なページの発見とインデックス登録のためにサイトマップを使用する」と述べ、特にページ数が多いサイトや、新しいページの発見を促したいサイトに推奨しています【Google Search Central】。これにより、SEO効果を最大限に高めることが可能となります。また、ユーザーにとっても必要な情報が検索エンジンから見つかりやすくなり、利便性が向上することにつながります。

sitemap.xmlの作り方

サイトマップを作成する基本手順

サイトマップを手動で作成する場合、XMLファイルを作成し、各ページのURLや更新頻度を記述します。以下が基本的なステップです。

  • XMLファイルを作成し、ルートタグ <urlset> で囲む
  • <url> タグ内にページごとに以下の情報を追加する
    • <loc>:ページのURL
    • <lastmod>:最終更新日時

URL構造や優先度、更新頻度の設定のポイント

ページのURL構造は検索エンジンにとって重要な要素です。トップページやカテゴリーページは重要度を高めに設定し、詳細ページには適切な頻度と優先度を割り当てると効果的です。

サイトマップ作成ツールを使うことで作成が容易になる点

上記の手動作業は手間がかかり、更新するたびに修正が必要です。サイトマップ作成ツールを活用することで、これらの工程を自動化し、ミスのない精度の高いサイトマップを簡単に生成できます。

作成後にGoogle Search Consoleに登録する方法

作成したサイトマップをGoogleに認識させるためには、Google Search Consoleに登録する手順が必要です。以下の手順で登録を行います。

Google Search Consoleにアクセスし、サイトのプロパティに移動

サイトが未登録の場合は、プロパティを追加し、サイト所有権を確認します。

「サイトマップ」メニューから新しいサイトマップを追加

左メニューの「サイトマップ」をクリックし、「新しいサイトマップの追加」欄に作成したサイトマップのURL(例: `sitemap.xml`)を入力します。

「送信」ボタンをクリックして登録

URLを入力後、「送信」をクリックします。これにより、Googleがサイトマップの内容を読み込み、インデックス登録を開始します。

登録結果を確認

正常に登録された場合、サイトマップのステータスが表示され、エラーがあればその内容も確認できます。これにより、登録が完了したか、また修正が必要かを確認できます。

Google Search Consoleにサイトマップを登録しておくことで、更新内容が迅速に検索エンジンに反映されるようになり、サイト全体のSEO対策が強化されます。

サイトマップ作成ツールが必要な理由

手動でのサイトマップ作成は、特にページ数が多いサイトや頻繁に更新するブログやニュースサイトでは労力がかかりミスが発生しやすくなります。こうした手間を省き、常に最新のサイトマップを維持できるのがサイトマップ作成ツールの利点です。また、自動生成機能を備えているため、ページ更新に応じてリアルタイムでサイトマップを更新することが可能です。これにより、SEO効果をさらに高められる点が大きなメリットといえます。

sitemap.xmlを自動生成するツールを作りました

手作業でsitemap.xmlをメンテナンスするのは大変なので、ツールを作りました。URLを入力してボタンを押すだけで作れます。

利用シーンと導入効果

サイトマップ作成ツールは、主に以下のようなケースで役立ちます。

このように、サイトマップ作成ツールを活用することで、SEO対策としての効果が期待できるほか、運用コストの削減にもつながります。

まとめ

サイトマップは、サイトの構造を正確に検索エンジンに伝えることで、SEO効果を向上させる重要なファイルです。しかし、手動での作成は労力と時間がかかり、更新のたびに修正が必要です。サイトマップ作成ツールを使えば、こうした課題を解消し、SEO効果を最大限に引き出すことができます。

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コウノ(
職歴年のIT技術者です。エクセル・Web制作が得意。

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